少しづつ寒さ和らぐ3月です。
タイトルのウンチの話。ウンチなんていやねぇ・・・。素敵な季節に似合わないわね・・・。
でも聞いて下さい、大切なお話。
排泄物とあなどるなかれ、大便小便からだの便り、というくらい健康状態を知る目安なんです。
思い出してください、子育てを経験された方はおむつの交換でやトイレトレーニングで幼子のウンチちゃんを見るたびに今日は元気ね、とかお腹調子悪いのね、とかチェックされていたのではないでしょうか。
成人してからは健康診断にも検尿、検便ありますよね。便を採取して持って行かなきゃなのにそんな時に限って便秘がち、なんてことも経験された方いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は便秘をテーマに少しだけ。いい感じの写真が手に入らなかったので文字ばっかりですがご容赦下さい。
まずウンチができるまで
①吸収されなかった食事成分の残骸+新陳代謝によってはがれた腸壁+消化液が合わさって
②大腸を移動する間に徐々に水分が抜けて直腸に溜められて
③排便反射があった時に肛門を締めている括約筋が緩み
排泄されウンチになるんですって。何日も便がお腹に溜まっていると硬くなって排泄回数が減少し便秘の状態になるそうですよ。
そもそも便秘って何なの?
長年の排便習慣で全く苦痛が無ければ便秘と考えなくても良い場合があり、排便回数は1日に1~3回、から2~3日に1回くらい、まで人によって幅があります。
あなたの便秘はどのタイプ?
便秘にも分類があって
症候性(病気や疾患が原因で起こる)便秘は別として
一般によくある便秘は
弛緩性便秘:便を押し出す力が十分でない
直腸性便秘:直腸の神経が鈍くなって便意が起こりにくい
痙攣性便秘:自律神経のアンバランスやストレスによる、腸の運動が強すぎるためにおこる
の3つのタイプです。
それぞれに対処方法があるので便秘の方は自分を知ることから始めてみては?
プロバイオティクスっておなかにいいの?
「プロバイオティクス」テレビコマーシャルでも聞いたことある言葉ではないでしょうか。
十分量を摂取した時に宿主(この話の中ではヒト)に有益な効果を与える生きた微生物、のことで
乳酸菌やビフィズス菌が有名で発酵食品の製造に使われ、科学的に効果が証明された特定の菌種を使用した商品は特定保健用食品(トクホ)として消費者庁に許可され販売されています。
お買い物に行ったときにヨーグルトなどの発酵食品でそのような商品を見かけた方もいらっしゃるのでは?
じゃあその発酵食品とやらをしっかりと食べたら効果があるの?
ってなりますよね。
乳酸菌は主に小腸で免疫機能に影響を及ぼし、ビフィズス菌は大腸で腸内細菌のバランスを保つと言われてますが・・・
摂ってすぐにに効果が出るわけではなく2週間ほどは続けて摂る事が推奨されています。すでに試していらっしゃる方もおられるのでは?
おなかがスッキリ快便だと気持ちよく過ごせますよね。
京町菜の花薬局の待合の壁にも便に関するポスター貼ってみました。
あなたのうんちはどのタイプ?ブリストルスケール(便の硬さや形状を分類する表で便の性状を伝える時に便利ですよ)も示しておきました。良かったらご参考に。
ではこれで失礼いたします。