本部薬剤師Nです。
能登半島地震から4か月経とうとしていますが、被災地の復旧活動はなかなか進んでいません。
4月28日(日)は、石川と富山の民医連職員と奨学生が一緒に、輪島の患者さんのお宅を中心に訪問してきました。午前中は、被災の様子やお困りごとや要望等を聴いて回りました。左の写真は、水道の配管です。通常は地中にありますが、復旧を急ぐため、地上にあります。それでもまだ水道が通っていない所がまだまだあり、山から水を汲んできておられるお宅が何件もありました。ペットボトルの水等をお届けしました。午後からは、輪島病院での透析が再開できるようになったので避難先から戻られるため、輪島のご自宅を片付けて欲しいとの要望を受けて、片付けのお手伝いをしてきました。
4月29日(月)は、金沢市の上若松会館で、被災地から主に金沢へ避難されている方を対象に、支援物資無料お渡し会がありました。当法人からは薬剤師と事務の計5名でお手伝いしてきました。およそ100組200人ほどの方が来られ、お米や野菜等の食料品、トイレットペーパーやおむつ等をお持ち頂きました。アンケートからは、被災手続きや支援に関する情報が二次避難者には届かず、息子さんや娘さん達がSNSで情報を得て親御さんに伝えている状況が浮き彫りにされました。必要な情報がきちんと紙に届くようにして貰えないと、書類不備で何度も手続きをしなくてはならない、と訴えておられました。また、復旧作業が進まず、先行きのことが考えられない、との訴えも多く聴かれました。
これからも、少しでも皆さんの力になれるよう、活動を続けていきます。