菜の花薬局薬剤師Nです。
私達ヘルスプランニング金沢の薬剤師は、石川勤労者医療協会の病院薬剤師と一緒に、毎月副作用委員会を開催しています。
各病院や薬局で発生した副作用が疑われる症例について、本当に副作用の可能性が高いのか、他の要因は考えられるか、教訓にすべきことは何か、等を検討しています。
副作用可能性ありと医師が評価した症例について、必要な場合はPMDAやメーカーに報告しています。添付文書改訂につながったこともあります。
全日本民医連副作用モニターにも報告しています。全国から寄せられた報告をもとに「副作用モニター情報」が発信され、全日本民医連副作用モニターのホームページにも掲載されます。実際の症例と共に論理立った解説が記載されていて、海外からも「役に立ちました」と感謝されているそうです。
今月の委員会には新人薬剤師も参加し、報告された症例と同様の副作用を起こす他の薬剤についても理解が深まる内容となりました。これからも、同じ患者さんに同じ副作用を起こさせないことは勿論、同様の副作用を他の患者さんにも発生させないよう、万一発生してしまった場合には早期発見につなげられるよう、協力して学び、発信していきます。