今回の学術大会は、新型コロナの影響でWEB配信(リアルタイムとオンデマンド)のみの参加形式となりました。
テーマは添付の画像でもお分かりの通りですが、主題はシンポジウムのテーマでもある「薬薬連携」ということにありました。
特別講演は国際山岳医の大城和恵医師による、登山家の三浦雄一郎さんの登山チームに加わったことの体験談というものでした。
三浦雄一郎さん自身は獣医師でもあり多少の医学的知識は持っていたと思われますが、それが災いしたかアドヒアランスには一癖ある、薬剤師にとっては指導しにくい部類の方だったようです。ついでながら、彼女は「世界の果てまでイッテQ!」のマッキンリー登山にもチームドクターとして参加されています。この時は、素人さんだったことが幸いしたか、イモトさんは万全のトレーニングと医師との良好なアドヒアランスで登頂に成功しています。
登頂までに体調を整えるには、ベースキャンプ期間も含めて6か月近くもかかるとのこと。この期間は体調調整ばかりでなくチームの意思疎通を良好にするにも必要な時間なのですね。患者さんの良好なアドヒアランスを引き出すにも辛抱強いお付き合いが必要ですからね。
長くなりましたが、当グループからポスターセッションで発表された先生方ご苦労様でした。
けんろく菜の花薬局 T